ホームケア

高齢犬・猫との暮らし方

犬は犬らしく、猫は猫らしく、生活環境の見直しをしてみましょう

犬猫は大きさ、種類によりますが、7歳くらいから高齢と言われています。
ついこの間まで小さかったのに、私たちの年齢をすぐに追い越していってしまう現実は寂しくもあります。

犬猫も人間同様、生き物は老いからは逃げることはできません。

ある程度の年齢までは何事にも興味津々、生き生きとした動作、光り輝く目の色…
細胞も身体を作るために正常に機能しています。

いつの日か、おもちゃにも興味を示さず、耳も遠くなり寝てばかり、元気がない…
などといった身体の衰えが目につく年齢に。
様々な病気を引き起こすことになりかねない状態になっていきます。

かつて犬猫は自然の中で、野山を走り回り、獲物を狩り、必要な分だけ食べ、穴を掘り、群れで生活していました。
人間と共に暮らすようになり、また飼い犬・飼い猫から“家族”としてお迎えされることで、大切にされていて嬉しく思います。

反面、室内で過ごし、1日1時間ほどの散歩(しない子もいる)、おやつなどの嗜好品、人間の食べ物のお裾分けがある、ベッドやソファを掘ると怒られる、お留守番が多い、といった生活環境の犬猫が多く見受けられます。

犬は犬らしく、猫は猫らしく、“本能”や“習性”を出すことができる環境がストレスフリーな生活と言えるのではないでしょうか。
あなたの愛犬・愛猫たちの生活環境はどうでしょうか?


生活環境ひとつ取り上げても、見直しておきたい箇所は様々です。

◇室内の場合
・床に滑りにくいマットを敷く
・ソファやベッドに上る犬猫にはスロープ、段差を設置してあげる
・整理整頓し、ものが上から落ちない状態にする
・真夏の窓際は直射日光が当たらないようカーテンをひく
・水飲み場は複数設置する
・誤飲、誤食の原因となるものや植物は置かない
など

◇屋外の場合
・強風、雨を防ぐための囲いを設置する
・熱中症を防ぐため日よけを設置する
・いつでも新鮮な水が飲めるようにしておく
・ご飯を食べれているかのチェックをする
・虫がわくことがあるので身体や排泄物は常にチェックする
など


屋外で過ごしている犬猫は、高齢になるに連れ、飼い主さまの目が届きやすい室内に徐々に移行することが望ましいです。
室内では清潔を保つことも可能ですし、愛犬・愛猫に触れることも増え異変にもすぐに気づきやすいので、早めの対応ができます。

「自宅の事情により外でしか世話ができない」、といったご家庭もあります。
室内がどうしても無理な場合は玄関やデッキなどの場所で、というような工夫もしてみてはいかがでしょうか。
外で過ごしている犬猫には、室内で過ごしている犬猫よりもより気を使ってあげてください。

無料相談を受け付けております。お気軽にお問い合せください。

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